英語に自信がない人だと、英語で話しかけてくる人に対して、解る人を連れてきますねと言ったりもしそうなイメージがあります。
私自身がそうだからです。
例え話せなくてもスピードに乗って話さなくてはならない場面も出てきます。
すぐにバトンを渡せるような人が近くにいたらいいけれど、そんな都合のいい人を捕まえることは難しいです。
だから、大人の人も英語は話せた方がいい。
たとえ日本の国から出ていくつもりや予定はなくても、と、このゴールデンウィーク前半で切に感じました。
それから、単純に、相手の話す言葉に合わせて言語を変えられる人はかっこいいですね。
英語育児や英語教育を仕事にしている大人は、ネイティブであってもノンネイティブだとしても、日本人でも、みんな聞き取りやすい話し方をするし、聞く耳を持ってくれています。
その上、わかりやすい単語やセンテンスで話してくれます。
でも、リアルの英語を使う人たちは、みんながみんなわかりやすい英語を使うとは限りません。
はっきり喋らない人もいるし、スピード感も違います。
以前、青森県と鹿児島県の友だちが結婚して、結婚式に参加しましたが、酒の入った披露宴の場は国が違うなと感じたことがあります。言葉が違いすぎでした。同じ日本語話者同士なのに、だいぶ違う。それって小さな日本という国同士でこうなんだから、世界に目を向ければ、同じ英語であっても違うのは当然のことだなと思います。
そこで、仕事の中でいろんな国の人と会話をする大人たちに目を向けてみました。
普段の生活の中で出会える英語を使う大人たちは、やっぱりかっこいいです。
三連休の間に会ったかっこいい大人の人たち
目次
ユニクロのお姉さん
ユニクロでは花を買いました。
花はセルフで支払えない店舗なので並んでいると、横から海外の方が英語で、これ試着したいんだけど、どこ?のような感じのことをレジのお姉さんに言っていました。
それならあっちやで。向こうに係の人がいるからこえをかけてみて。
横入り?などとは思いません。
わざわざ私たちの前で生きた英語を話す人たちです。私たちは見たいのです。
お姉さんの堂々っぷりに、外国人と話す日本人の姿なんて見慣れているはずですが、つい聞いてしまいました。
何ヶ国語話さはるんですか?
英語だけです!
英語だけでこの自信と声量!かっこよすぎです。
彼女みたいな人は日本語でも英語でも、自信を持ってはっきり話すから、コミュニケーション力が高いのだろうと思いました。
私がどの立ち位置にいるのか、すごく棚に上げて見ていたはずなんですが、こういう人は、他の言語であっても、すぐに身につけるようなふうに感じました。
とにかくかっこよかった。
NORITZのお姉さん
つつじを見に行った先で、お風呂やガスコンロなどでお馴染みのNORITZ(ノーリツ)のブースがあり、そこでバスボムを作ったり、お風呂の話を聞きました。
だれでも参加されるので、海外からの方も参加されました。
日本語がまだ得意では無い感じのインドネシアの方でした。
バスボムの作り方は日本語による説明です。
で、お姉さんはインドネシアの方に説明していました。
バスボム作りは楽しかったけど、母の耳はダンボです。
NORITZは日本へ向けただけの企業ではなく、海外にも向けた企業で、日本で仕事するけど相手は海外で、英語で働く部門もあるそうです。
身近にそういう日本人がいるって、実際に知ると憧れに思えます。
郵便局のお姉さん
京都の郵便局は海外発送の外国からの人が多く利用します。
彼らの送る荷物は多くが段ボールなので、お土産とかお土産とか、お土産とかなのかと思います。
郵便局員さんとの会話も英語です。
私たちが郵便局を利用するのは、エアメールを送るのに切手代は間違っていないかとか、風景印を押してくれだとか、新しい可愛い切手はないかな?程度ですが、まー、外国語しか聞こえてきません。
くら寿司のお兄さん
順番チケットを持っているけど、呼ばれたかな?
この番号はどこかな?
会計の仕方がわからない。
回転寿司の新しいシステムに慣れない日本人がスタッフさんに聞くようなことを、海外からの方からも質問されてます。
それにパッパとどのスタッフさんたちも答えるから、まじでかっこよすぎです。
KYOTOGRAPHIEの通訳のお兄さん
お店の英語ができるスタッフとは違って、通訳という専門の方です。
1人の外国からの方に専属でついている方です。
冗談交じりにでもきちんとわかるように英語と日本語の中にいます。
どこの国の出身ですか?と聞いたら、京都出身京都育ちの方で、国籍はアメリカだと教えてくれました。
鳥頭のお客さん
KYOTOGRAPHIEという写真展に来ていたお客さんです。
私たちがBIRDHEAD(鳥頭)の展示会場の町屋のかまどに貼ってあった御札に興味を持ち見ていたら、これは愛宕神社(あたごじんしゃ)の神様だね、阿多古(あたご)って古い書き方だよと、昔はこのあたりは長屋だったからとか、英語で説明をしてくれました。
私がありがとうございますと口を開いたら、あら日本の方だったのと、娘が英語なだけに私たちが外国人認定されていたのかと。(母は英語は使っていないが、九州の方言の訛りがある)
他人のチカラ
小さい頃から早期英語教育などの英語の勉強をしておいた方がいいよと言う人は1人もいませんでした。
彼らは英語を勉強としてスタートしたわけではないといいます。
今でいう、おうち英語だったのではないかと。
でも、小学4年生の娘に、小さい時から英語は身につけておいたら楽だよー、選択肢が広がるからねって言ってくれました。
例え英語は使わない会社で、語学以外のことがまったく同じレベルの2人が面接に来たとして、英語のスキルも持っている人と、母国語1本の人が面接に来た場合、この京都の会社はどちらの人を欲しがるだろうか?という話をよくしています。