我が家はテレビで漫画やアニメを観るということがありません。
おうち英語をしているから、テレビを見ない生活をしているとか、そういうのではありません。
話せば長くなりますので割愛しますが、母の田舎のあたりは民放放送が2局しかありませんでした。
今でこそ、ケーブルテレビなどが入って選択肢は増えましたが、その当時は、NHKと、教育テレビと、2つの民放。
全部で4つのチャンネルです。
月9は世の中では月曜の21時に放送されていたそうですが、母は土曜の17時に見ていました。
年末のダウンタウンの年越しバラエティは年が明けてから見ていました。
クロスネットというやつです。
とはいえ、別に困ったことはひとつもありませんでした。
新聞のテレビ欄も、文字も大きく、見やすくてはっきりでした。
そういう環境で育ちました。
それが、京都に来てどうでしょう。
他のお友達は、何チャンネルがどこの放送局かを知っています。
新聞のテレビ欄は文字が細かく、びっちりです。
母は、何曜何時に何チャンネルでどんな番組が放送されるのか、ついていけなくなりました。
そんな我が家にドラえもんが入ってきたのは、マクドナルドのハッピーセットのおもちゃからでした。
それまで日本の漫画といえば、アンパンマンが児童館経由で入りそうなこともありましたが、当時通院ばかりしていたので、アンパンマンとは病院や調剤薬局の待合室で見るものとの感覚でした。
小さなキキは、青と白のはっきりとしたドラえもんが気にいりましたが、やっぱりどのチャンネルでドラえもんが放送されているのか、そもそも我が家のテレビで放送されているのか、母が全く把握できませんでした。
とにかくもう、チャンネルが多すぎです。
私たち家族は映画館が好きです。
ドラえもんが上映されると足を運びます。
気に入った映画は2、3回と足を運び、同じものを劇場で観ることがもともと当たり前の感覚です。
母も、子ども時分には、よく小さな劇場に連れて行ってもらっていました。
当時は入れ替え制ではなく、劇場を後にするまでは繰り返し同じ映画が観ることができていましたので、飽きるまで大きなスクリーンの中に入っていることができました。時代ですね。
▼映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険[映画ドラえもん] [DVD]
そのうち、ドラえもんの漫画を買ってやろうという気になりましたが、ドラえもんは歴史があるだけにとにかく多くて、どこから手をつけていいのかわかりませんでした。
そこで、はじめにこの2冊を購入しました。
▼ドラえもん Doraemon ― Gadget cat from the future (Volume 1) Shogakukan English comics
▼DORAEMON セレクション2 爆笑する話 (SHOGAKUKAN ENGLISH COMICS)
英語であって、日本語訳もあるバイリンガル対応です。
漢字が読めるようになるまでは、英語の本として読めるようにという理由です。
ドラえもんを初めて買ったのは、キキが年中さんの頃でした。
年中さんのキキは、英語も、日本語も読めません。
それで問題はありません。
絵本と同じように、絵で意味を理解できたらいいと思っていました。
キキがきちんと英語が読めるようになってきたのは小学生になってからのことです。
それまでは、絵で楽しみ、解る単語を拾って読む、そんな感じでした。
幼稚園時代は、たった2冊のドラえもんで事足りていましたが、小学生になると買い足しに拍車がかかりました。
夏休みの前には、こちらを買いました。
▼ドラえもん総集編 2022夏号 2022年 08 月号 [雑誌]: 小学館スペシャル 増刊
本屋でちらり読み、なんども同じようだったので、根負けですね。
母も、小さいころは、りぼんやなかよしを読んでいました。
キキがコミックが面白いのは、そういう感覚なのかな?と思います。
日本語の本として読んで欲しいとか、英語だから読ませたいとか、日本語だから読ませたくないとかは思いません。
テレビだって、積極的に使わないのではなく、結果的にDVD再生機になっているだけです。
日本語でも英語でも、キキがそのとき読みたい本、見たいものは、そのタイミングで与えてあげたいと思います。