おうち英語・バイリンガル育児をしている家庭の多くに、おうちの人による普段から英語での語りかけというものがあります。
英語で語りかけができない身からすると、家庭内で英語環境を作り出すことができて素晴らしいなー!と羨ましく思います。
目次
英語語りかけフレーズには2種類があります
①他人が作った万人向けの語りかけフレーズ
②自分でフレーズを探して作った、その家庭オリジナルの語りかけフレーズ
英語語りかけフレーズはていの良い集客アイテムである
おうち英語を仕事にしている人が、LINE登録で語りかけフレーズをプレゼント!というものがあります。
LINE集客が始まった頃から、よくある有料コミュニティの集客方法のひとつです。
あえてぼんやりと書きますが、おうち英語で英語ができない親は、そこのおうち英語の有料コミュニティがどんなものかがよくわからないし、入会するもりもないのだけれど、プレゼントのおうち英語語りかけフレーズがもらいたいが為だけにLINE登録しています。
LINE集客が流行る以前は、それがメルマガ登録でおうち英語語りかけフレーズプレゼントでした。
そして私も多分に漏れず、おうち英語語りかけフレーズをあちこちでいただきました。
それが有料コミュニティにとって体裁の良い集客ツールであるとは気付きもせずに。
英語ができる人なら2~3も登録すれば気づくのでしょう。
どれもたいして変わらない内容だと。
しかし、いつまでたっても英語ができない親や、英語を自分のために学習することができない親には気づけないのです。
そして見もしないライン友だちが増えるだけというね。
プリントアウトしても、それを適材適所に貼って都度都度口にしようと思っても、それは最初だけ。
そのうち貼ったことすら忘れてしまう。
もしかしたらプリントアウトするだけマシなのかもしれません。
もらってダウンロードしただけで満足することも…。
ライン登録の入口の前は、SNSのフォロー、いいね!コメント誘導から始まり、それをする上でのDMでなんらかのPDFがもらえたりすることから、スタートしたりもします。
先にSNSで何かを受け取り良くしてもらったと思うとライン友だちを外すことを少し躊躇われたりもしますが、問題はありません。
(なんらかのやりとりをする間柄になっているのならば、別)
ラインの企業友だちが増えて大切なラインが埋もれてしまう前に友だちから削除してしまいましょう。
母
語りかけフレーズを定着できないのはなぜか?
それは、なぜか。
それは、そのおうち英語語りかけフレーズが、あなたの家庭の流れにあっていないからです。
あなたの生活スタイルやあなたの英語レベルと、おうち英語語りかけフレーズを作る人の英語レベルもあっていないからです。
特に子どもが小さければ小さいほど、親だって日常がバタバタです。
バタバタの中で、英語ができないベースの人が外国語のフレーズを取り入れるなど、その余裕すらないのです。
おうち英語語りかけフレーズを配布する人は、英語ができるというベースがあり、多くの人に配布していずれ集客につながるようにと狙っているから、英語がそこそこできる人向けに作っています。
それを英語ができない人が使っても上手くいかないのは、至極当然のことです。
そこに、いつ、英語ができない人が気づけるか。
家庭での語りかけは英語でしたい
英語ができない親だって、家庭内の会話を英語にできたら、英語育児においてどんなに良いことかわかっています。
園や学校では日本語、家庭内では英語
憧れます。
頑張ってもできない
目の前の子どもの育児に精一杯な中、更にそれを英語でやってみましょう!というのが、おうち英語語りかけフレーズです。
それができる人は、やったほうがいいに決まってる。
でも、頑張ってもできない人もいる。
向き不向きというのもある。
英語に気にとられて目の前の子どもをよそに語りかけフレーズを調べている自分に気づいたら、もしかしたらあなたは向いていないのかもしれない。
裏方に徹するという手もある
暮らしている場所が日本で、あなたの家庭は日本語環境であることを大前提として。
子どものおうち英語の裏方になるのもひとつの手です。
近所のおうち英語の活動を探したり、オンラインで繋がれるおうち英語友だち探しのパイプ役から始めてみましょう。
おうち英語のコミュニティには、有志が集まる無料のものもあるし、おうち英語を仕事にしている方の有料のものもあります。
値段の高さがその良さに反映しているとは限りません。
もしもそんな既存のコミュニティが近くにないというのなら、あなたが作ってしまえばいいのです。
子どもが家庭以外の場所で英語を使って遊べる環境を作ってみようということです。
私やあなたのように、英語ができない親の子どもだって、周りを巻き込むことによって、子どもが英語を身につけることはできます。
語りかけフレーズは付録で十分
おうち英語関連の育児書などの付録に、語りかけフレーズの付録がついていたりしますね。
おうち英語をされている家庭になら、そういう本の1冊や2冊あると思います。
もし家になくても、パラパラと読んだことはあるのでは?
巻末などについていたり、書籍に挟んであったりして、ピリピリ外してカードにしたりするやつのことです。
書籍化されたものと、おうち英語の仕事の人がネット配布するものとどちらが万人向け(英語ができない親も使えるようなフレーズなのか)であるかは、もう考えなくてもわかりますよね。
書籍の付録になっているものは、よく考えられたものではあるけれど万人向け。
我が家の大人に合うものでもないし、私たち親子に使えるものばかりではない。
この際、自分が自分の口からよく出すフレーズをそのまま英語にしてみてはどうでしょうか?
それって、他の誰かが簡単に思いつくようなフレーズではなく、あなただけのオリジナルフレーズだったりはしませんか?
母
私の語りかけはこれだけ
I’ll change your diaper.(オムツを替えましょうね)
Pull out the plug from the bathtub.(お風呂の栓を抜くよ)
10年以上娘のおうち英語に伴走して、私が覚えることができた語りかけフレーズは、オムツと風呂の栓だけという…。
お風呂の栓は、これからも風呂改装しない限りしばらくは手動で抜かなくてはいけないタイプだし、オムツは将来応用して私自身が使わないといけない未来がくるのかもしれないし。
Please change my diaper.(私のオムツを替えてください。)
母
あとは、センテンスで話そうとしても、その都度都度のアクション(あちこちに貼った語りかけフレーズを読むこと)に移せなかったので、最終的には、よく口にする単語だけを貼って読んでいました。
長い文章となると、私はすごく頑張らないといけなかったのです。
自分を磨かない親でもいい
子どものために自分を磨くことを捨ててもったいない!自分を大切にしてあげて!とダイレクトに私に教えてくださる親切な方もいます。
自分のキャリア、自分の勉強、自分の見た目、それらを磨くキラキラしたママは素敵だと思います。
でもそれってキャリアを磨く自分、勉強する自分、見た目を磨く自分が好きな人だと思うんですよね。
そこに、娘の英語を支える自分っていうのは、入れてはもらえないかなー。
娘の服を作る自分とか、娘の種まき探しまくる自分とか、娘の送迎が楽しい自分ってのも、なかなか私は気にいっているんだけどなー。