オムツなし育児が通っていた産院で流行っておりましたので、産まれたすぐからポッティ(オマル)を使用したり、布オムツを使用したり、紙おむつを使うのは子どもの肌を考えない、良くない親だと思っていました。
妊娠中に巻いた腹帯を布オムツに変えるのは、割と私の周りには少なくなく、そういうことが愛情なのだと思っていた。
たまたまそういう環境にいたのだろうなー。
母
私自身や私の弟たちが皆、2歳時分にはオムツが取れていたという母の言葉も私にはどこかプレッシャーだった。
オムツなし育児のサロンにも入りいろいろ試してみましたが、だんだんと顔なじみのメンバーが居なくなっていくのね。
私より後から始めた人がすぐにオムツは使用しなくなったと報告だけに来て、サロンに来なくなる。
排便を完全にトイレで出来るようになった時は2歳の頃で早かったと思うのに、排尿はうまくいかない。
私はなんて愛情の浅い出来損ないの情けない母親なのだろうと思ってしまうのです。
お母さんが布のナプキンを使う姿を見せたら良いとも言われたり、月経コントロールができた方が良いとも言われ、その通りにもしたが、今思うと私のナプキンに何の因果か・・・。
他にアドバイスができないレベルだったんだと思う。
まあ、地球には優しいとは思うし継続してそのまま今も布ナプキン使用ですが(誰得でもない情報)。
母
サロンへ行くには電車を利用しないと行けなかったから、もしもの事を考えると布オムツをしては行けなくて紙おむつを使ってしまう。
紙おむつを使うと白い目で見られたような気がした。
他の人が1日に8枚使うというのに、その倍の量以上も布オムツを使っていた。
私は子どものおしっこのタイミングだけはわかっていたが、合わせてやることが出来なかった。
紙おむつならもっと神経質になって、少し濡れただけでも替えるのは当たり前だと思っていた。
我が子の肌にも地球環境にも我が家の財布にも私は優しくない。
タイミングが合う時は0歳の頃からポッティは成功していたのに。
私の頭の中はオムツのことでいっぱいだった。
オマルの形状との相性かもしれないと思っていくつかオマルは買いました。
母
完全に私は私の都合だけで、紙おむつを使っていた。
早い時期に保育園に行き出したお友達は、オムツなし育児もしていないのに2歳でもパンツになった。
3歳にもなると周りの殆どの子ども達はオムツが外れた。
4歳でオムツの話からおもらしの話に周りは切り替わっていき、もう、使わなくなったオムツの使いみちの話が飛び交うようになった。
周りの子ども達ができることが私の子どもにはできない!
私は狭い部屋の中で子どもと2人きり、どこまでもダメな親だと心を病んだ。
ダメな自分だと思い込んでしまう時は、ダメなことが相重なるもので、私は児童相談所にも通ったし、心療内科にも通った。
私が病めば病むほど排尿コントロールなんて上手くはいかないと、ほうぼうで言われその通りかもしれないと思った。
排泄という一生やらなければいけない行為を私は教えることが出来ない。
私はその頃、相当追い詰められていた。
年中で入園させてからは園では紙オムツを履かせ、家では5重にもなっているトイレットトレーニング用の乾きにくいパンツを履かせた。
年中さんでも、年長さんの時でも、園の個別懇談でオムツを履いていることを伝えると、その度驚かれた。
オムツを履いているといってもオムツで排泄をしてしまうのではなく、きちんとトイレで用を足していたから。
お友達がパンツを履くように、ただ我が子はオムツを選んでいた。
そのうち私はトイレットトレーニング用のパンツを使わなくなった。
娘は細身な方ではあるが、トイレットトレーニング用のパンツが入らなくなったから。
いっその事、入る紙オムツのサイズも無くなればいいのに!とも思ったことも。
残念なことにオムツのサイズは選択肢が無くなるだけでしっかり近所のドラッグストアにも置いてあるの。
オムツが外れない子どもはいないとよく言われたが、まだまだ近場でサイズが販売されている以上、それは素直に受け止めることはできなかった。
母
園児から小学生に切り替わるのは4月1日だと我が子は言った。
小学生になったらパンツを履く!と言い、4月1日からはその通りになった。
それから1度も排泄の失敗はない。
私のトイレットトレーニングはいつ終わったのだろう?
とはいえ、まだ小学生になって2ヶ月にも満たないので、終わっていない可能性すらありますが。