バイリンガル漫画は、Amazonなどネットで検索をするときは、英語漫画や、バイリンガル版、対訳版などと紹介されている場合が多いかなと思います。
活字の羅列の本を読みすすめるのは少し難しいなという子は、英語のマンガを選ぶのもひとつの手です。
英語に限らず漫画そのものが、キャラクターの感情や背景の想像をしやすいので、楽しみながら読みやすいですね。
バイリンガル漫画は、いろんな国で愛されていて、いろんな2か国語のものが出版されています。
ここでは、おうち英語を取り入れている家庭が選ぶと思われる英語と日本語のバイリンガル漫画の紹介をしますね。
目次
バイリンガル漫画のメリットとデメリット
- 生きた会話表現が学べる
- 多読につながる
- 大文字ではない作品
- 繰り返し何度も何度も読める
- すきま時間で学べる
生きた会話表現が学べる
漫画は会話になっていますので、生きた会話表現が学べます。
子どもの語彙力や表現力を高めることができます。
お子さんの環境に合わせた漫画を選べば、そのまま生活のうえで使える英語表現がたくさん詰まっています。
多読につながる
漫画じたいが楽しいので夢中になってどんどん読みすすめられることができます。
子どもの読書時間を長くすることができるのはありがたいことですね。
大文字ではない作品
ネイティブが読むマンガのほとんどの表記が大文字だけで書かれています。
大人であっても大文字だけだとセリフを読みにくいと感じる方も居ます。
手書き文字で本が作られていた時代、英語のふきだしは大文字だけの方が文字の高さを揃えやすかったそうです。
そしてその流れで大文字だけの書きかたが、まだ続いているのだそうです。
繰り返し何度も何度も読める
好きな本は繰り返し読めます。
好きな漫画も繰り返し読んでセリフを覚えきることもできます。
興味やモチベーションアップにもつながります。
絵本の中の隠れたメッセージを探すように、繰り返し読んで覚えていくのだなぁとひしひしと感じています。
すきま時間で学べる
一気に読み上げるのもいいですが、少しづつ読み進められることもメリットです。
邪魔にならない本なので、移動時間や待ち時間にもバッグの中に持っておくと便利です。
わずかな時間でも、結果的に身につけることができます。
- 日本語に引っ張られる
- 慣れないと読みずらい
- 子どもによっては理解しづらい
- 刺激が強い場合がある
日本語に引っ張られる
日本語も英語も表記されているので、日本語の方が強い子だと日本語の方だけを読んでしまうことがあります。
バイリンガル版を選ぶのは、英語の表現も日本語での表現もいいとこどりしたいからで、日本語で読んで欲しくない場合は、はじめから洋書漫画を選んだほうがいいかもしれません。
慣れないと読みずらい
バイリンガル漫画は、枠の中に英語、枠の外に日本語で表記されていますので、特に日本語のマンガに慣れている子は、慣れるまでは読みにくいということもあるかもしれません。
子どもによっては理解しづらい
成長の段階で、まだ漫画を読める時期ではない、絵本の方が楽しい子もいます。
英語の絵本よりも、ページの量も圧倒的に増えますし、漫画そのものがまだ早いとおうちの方が思うなら、もう少し待ってもいいかもしれません。
刺激が強い場合がある
文章だけならなんとなくしかまだ理解できない事柄も、絵があるので視覚的に刺激が強い場合があります。
性的な描写や、暴力的な描写も、ありすぎる場合があります。
子ども向けの漫画であっても、親がわざわざ選んであげる必要がないのかな?と思ったりもすることがあります。
お子さんに渡す前に、ざっとでも親が目を通すことが大切だと思います。
▶バイリンガル版 君の名は。1
▶Hunter x Hunter, Vol. 1: The Day of Departure (English Edition)
▶バイリンガル版 三国志 1 桃園の誓い
▶バイリンガル版デラックス はたらく細胞1 CELLS AT WORK! KODANSHA BILINGUAL COMIC
▶バイリンガル版 SHERLOCK ピンク色の研究
▶Dragon Ball, Vol. 1: The Monkey King ( Shonen Jump Graphic Novel) (English Edition)
バイリンガル漫画をおすすめしない人
英語のものは英語で、日本語のものは日本語で!と頑なにお考えの方にはバイリンガル漫画はおすすめしません。
そういう方は精神衛生上、素直に英語だけの漫画を選んだほうがいいと思います。
母自身は、英語日本語関係なく漫画そのものに抵抗があったほうですが(マンガより活字を読んで欲しい、そもそも母自身が漫画で育っていなく馴染みがない、漫画なんて遊びやん!と思っていた民)、漫画なら娘のキキは手にしてくれるんですよね。
洋書ならたくさん読んで欲しいと願ってたくさん買っています。
母が読んで聞かせることができないので、そのほとんどがオンラインの先生と読むためのマテリアル(教材)になっています。
漫画ならキキ自身が選んで読んでくれます。
昔々、母が子どもの頃に歴史漫画に熱心な子がいました。その子は、大人になって歴史研究家になっています。
漫画で法律や英語を覚えた子もいますね。
漫画が彼らの視野を広げ将来の選択肢を増やしていたのですね。
▶天才バカボン バイリンガル版 新装版
▶バイリンガル版 金田一少年の事件簿 – 天草財宝伝説殺人事件
▶英語対訳 ムーミン・コミックス 単行本
▶バイリンガル版 美少女戦士セーラームーン1 Pretty Guardian Sailor Moon (KODANSHA BILINGUAL COMICS)
▶英語コミックス 帰ッテキタせぇるすまん (実日イングリッシュコミック)
今振り返って考えると、漫画で楽しみながら何かを学ぶと、息抜きや遊びとして自然と勉強になっていたのだなと思います。
バイリンガル漫画は日本語学習者と楽しめる
これはオンラインではなく対面で遊べる日本語学習者のお友達がいて、お子さんが漢字が得意じゃなければの話ですが、一緒に読むと自然と勉強になることもあります。
バイリンガル漫画は日本語学習者と一緒に日本語を学べるツールです。
▶GTO―バイリンガル版 (1) (講談社バイリンガル・コミックス)
▶バイリンガル版ちはやふる1 (KODANSHA BILINGUAL COMICS)
▶DORAEMON セレクション2 爆笑する話 (SHOGAKUKAN ENGLISH COMICS)
▶Spy x Family, Vol. 1 (1)
読めない漢字や意味が解らない漢字も、英語表記があるので意味が解りますし調べる手助けにもなります。
親が漢字を教えるよりも、誰かと一緒に漢字を解読することによって記憶に残りやすくなります。
海外からの日本語学習者の中には、日本の漫画をすでに母国語で読んで知っている場合も多いけれど、漢字交じりの日本語だけではまだ読み切れないこともあるので、バイリンガル漫画にとても好意的にしてくれます。
そういう方との読書は、漢字を覚えることが難しい娘のキキにとってはいい刺激になっています。