小学生向けの狂言を見に行きました。
狂言は庶民の娯楽で、伝統芸能です。
誰もが笑って観れる喜劇です。
でも、能と一緒で、自分から観に行こうと動かないと今は観ることができませんね。
目の前で、伝統芸能が知れるチャンスはそう、ありません。
他のお子さんたちは、すごくおしゃれをしてきていたので、娘のキキにもとびきりのおしゃれをさせて行けばよかったなと、後悔。
▼かきやまぶし (狂言えほん) 内田 麟太郎
今回の演目は「柿山伏」。
おなかが空いた山伏と、柿の木の地主が登場します。
修業が終わって山伏が柿の木へ登り、その実を食べていたところ見回りに来たのは畑主。
木の陰に身を隠している山伏を見つけた畑主は、山伏に気づかない顔をし、あれはカラスだ、猿だと言う。
そのたびに山伏はその真似をするが‥のお話です。
まったく難しい話でもなく、目で見ても頭で考えても笑えて楽しいお話。
▼狂言えほん かきやまぶし (講談社の創作絵本)
この柿山伏は、6年生の国語の教科書にもあります。
そして、京都の小学生は、上級生になったら柿山伏を観に行くのだそうです。
母には、学校から狂言を観た記憶はありませんが、祖母に連れられて狂言を観に行ったことがあります。
今のキキよりも大きかったと思うのですが、まったく難しかった気がします。
それに反して、狂言で笑える小さな子どもたちを最高だなと思います。
▼おはなしのくにクラシック | NHK for School
こちらには柿山伏の前半が面白おかしく見れますよ。