国指定・登録有形文化財である京町家で少し早いひなまつり、素敵でした。
ひな祭りとはなんぞや?からはじまり、どういう過ごし方をするのかや、雛壇にいる人たちの人間模様や、雛壇飾りを前に昔の子どもたちはどうしていたのかを、現代の子どもたちにもわかりやすく、教えていただきました。
京都式の飾り方は、向かって右側に雄雛、左側に女雛が飾られます。
正面は南側を向いて飾られます。
東は太陽が登る方角です。
位の高い方が座るのだそうです。
現在の天皇陛下も右側に立たれますね。
京町家は7段飾りでした。
kiki
ひなまつりは、 Doll’s FestivalやGirls’ Festivalといいます。
昔の子どもたちは、ひな飾りの前で遊んでいたそうです。
そういえば実家の雛壇飾りの8段目には、ままごと道具のようなものがあり、遊んだ記憶がありますので、母も昔の子どもたちです。
雛壇飾りの前で貝合わせ で遊びました。
ハマグリの貝殻を使った神経衰弱のような遊びです。
ハマグリなどの二枚貝は、対となる貝殻としか組み合わせることができないので、裏返した貝殻のペアを探すようにして遊びます。
対となる貝殻は模様が同じですから、外から見ても対になっているものを探すのは難しくはありません。
ペアを見つけたら、ぱちんと貝を合わせて遊びます。
平安時代は、貝の形・色合い・大きさ・種類の豊富さで優劣を競う貴族たちの遊びだそうです。
雅です。
母もハマグリを食べた時に昔、作った記憶がありますが、京町家で遊ばせてもらうと趣が違います。
お抹茶といただいた3月の和菓子は ひちぎり 。
お抹茶は清水焼のお茶碗でいただいたのですが、落とすとすぐに割れてしまいそうな薄い茶碗に豪華な絵が描かれていました。
飲み口が薄いので、口に付けたときに特別に美味しく感じられます。
昔はお茶碗を作る土が貴重で薄く茶碗をしていたそうです。
そして、茶碗に豪華な文様を描かれています。
普段家でいただくお抹茶とは口当たりから違ったので、やはり清水焼の茶碗をひとつくらいは買おうと思います。
が、まあまあお値段がして、我が家にはちょっと気軽ではない。
(いやいや、お抹茶だって我が家が普段飲んでいるものとはだいぶ違う。)
我が家では、置く場所もしまう場所もがなくて雛飾りは持っていないけど、実家の雛壇飾りを持ってきたいなぁと思う季節です。
風通しのためだけに雛壇飾りの前で遊ぶ子どももいないのに、飾り付けてる九州のおばあちゃん。
インスタに載せたことをブログにも載せること躊躇われました。
でも、載せたかったー。
母