英語が得意でない母だから、洋書の読み聞かせをしてはいるものの、その内容が解っているかどうかはわからない。
日本語の絵本なら抑揚や間、声色を変えてみたり、声の大きさも変えるけれど、洋書ならぶつ切れで読むものだからそれができない。
娘のキキに読み聞かせをする前には、予習もかねて、先にざっくり目を通している。
でも、ざっくり目を通すで終わるはずがない。
読めない単語、意味が想像することもできない単語、直訳しすぎて熟語やことわざであったことに気づくのにすごく時間がかかったりして、まーーー、簡単な薄い絵本であっても、母はどっと疲れる…。
娘のキキが今、面白い本。Captain Underpants
だいたい、パンツ、うんちと上品ではない本なのは調べなくてもその表紙から察しがつく。
検索すればするほど、上品とは程遠いのが解る。
けれども、洋書の方は母には読解することはできない。
たとえ、イラストのほとんどがパンツだとしても、もしかしたら素晴らしい内容の純文学の場合もあるかもしれない。
キキが、好んでケラッケラ読む本だから。
このシリーズには2人の小学4年生、George Beard(略称:ジョージ)とHarold Hutchins(略称:ハロルド)、パンツマンが登場する。パンツマンはジョージとハロルドの漫画に登場するスーパーヒーローだが、ジョージとハロルドが誇大妄想的な校長Mr. Krupp(クラップ)に催眠術をかけることで現実のものになる。
スーパーヒーロー・パンツマン – Wikipedia
▼スーパーヒーロー・パンツマン〈1〉パンツマンたんじょうのひみつ
先日、 Captain Underpantsの日本語版を手に入れた。
どうせ内容を調べて吟味するのなら、翻訳されたものがあると話が早い。
日本語のものと、洋書と一緒に読み比べができるなら、そっちの方が楽。
キキからしたって、付箋で膨れた本を読むよりフラットな状態でいる方が読みやすい。
結論から言うと、お兄ちゃんがいる友達から回ってきたおぼっちゃまくんを初めて読んだ後の感じを思い出した。
誰も使っていないボロな小屋を秘密基地にして、みんなで隠れて読んだ感じ。
なんというか…私が読んでいるところを親だけには見られてはいけないという感じ。
▼おぼっちゃまくん 傑作選 (1) (てんとう虫コミックス)
でもまあ、我が家は親公認でのキャプテンアンダーパンツではあるのだが。
おぼっちゃまくんを読みながら、ケラケラ笑っていた子は、みんな男の子だったなー。
▼Captain Underpants: Two Pant-tastic Novels in One (Full Colour!)
Captain Underpantsは、ジョージとハロルドが秘密基地で描いているの漫画の中のキャラクターだったが、催眠術を使ったことにより、現実のものになって現れるようになってきた。
パンツマンはトラブルを解決してくれるが、その手法がウンチを使ったり、トイレ関連だったりするだけ。
もしかしたら、私がいつかのPTAママだったら眉をひそめ、即、本を片付けてしまうのかもしれない。
でも、キキのママはそういうことはしないよ。
それは、私が理解ある母だから‥ではなく、単純に、自分から手にした本で笑えるって、それだけで十分だと思っているから。
もちろん本音は、歴史や、サイエンスなど、他の学びに繋がるのもを選んでほしいとも、どこかでは思っているんだけれどね。
母
▼The Captain Underpants Colossal Color Collection (Captain Underpants, 1-5)
▼Captain Underpants: 10 Book Set
Captain Underpants 公式ウェブサイト