母の興味のベクトルがおうち英語、英語育児に向いているからか、だいたい関わってくれる他人の人も何かしら外国語や海外にルーツがある人で、英語を喋ることができない母なんて大きな身体をできるだけ小さくしようと毎日しています。
母は娘のキキの影になればいいと思っています。
影だから、キキがのびのびやりやすいように見えないところで動く。
キキが楽しければそれでいいのです。
最近、仲良くしてくれる大人の人が増えました。
昨年末くらいから、海外の方の集まるグループに参加しています。
日本人の子どもはキキただ一人。
なので、一緒にいると大人な母に声をかけられますが、私のママは英語が話せないからとキキが話を受けてくれます。
英語も話せないくせに、いろんな国の言葉が飛び交うところにいます。
いろんな国の言葉が飛び交うところでは、日本語がまだ話せない人たちもいます。
彼らは、まだ日本に来たばかりで日本語は話せないのです。
でも、自頭がとびきりいい人達なので、3か月もすれば文字を書けるまでになります。
どんな勉強法をしているのかよくわかりませんが、これはもう努力なのだと思います。
その言葉の国にずっぽり身を置くということも大切かもしれませんが、それだけではないと思います。
母には、努力ができない。
日本に勉強に来ている彼らは、キキを可愛がってくれます。
キキが知らない言葉を彼らが使えばその言葉がわからないと言いますので、別の優しい言い方で話してくれます。
キキの強みは、日本語もわかるということです。
これを日本語にするとどう言いますか?に対応することができます
英語というのは、直訳できない言葉もあって聞いたことがある単語の組み合わせなのにまったく違う内容だったりで、それを知らない母などはまったく知らなくて、意味が解らないという事態が多々です。
“open book”(隠し事がない)
“under the weather”(具合が悪い/本調子ではない)
“get out”(嘘でしょー!/信じられない)
聞いて、ん?って思って、本人にも再び聞いて、調べて、覚えるしかありません。
母などはポンコツ故に、そもそも聞き取れるものが少ないですから、1日のうちでひとつ覚えることができたら十分だと思っています。
母がひとつの言い回しをひとつ覚える時にキキはいくつものことを覚えます。
母は、やっとのことで覚えたフレーズも使う機会を失うとサアァと忘れます。
もしかしたら、子どもであっても使う機会を失うと忘れてしまうことがあるのかもしれません。
キキには子どもの頃からアウェイに飛び込むことを臆さない子になって欲しいと思っています。
世の中は、既存の仲良しのお友達だけの世界ではない。
だから母は、使う機会を逃さないよう、陰になって機会を探し続けるのです。