華道の先生のされている単発の子ども向けのイベントや、生け花の展示会に繰り返し参加していました。
そのうち先生が子ども向けの教室を始めると教えてくださり、そのままいけばなをしています。
ありがたいことに国からの補助のあるお教室で、支払うのは実費の花代のみ。
我が家は、ごくごく普通の日本人サラリーマン家庭なので助かります。
京都に暮らすと普段の生活の中でも着物姿の方をよく見かけます。
それは日常的に着物を普段着として着る人だったり、レンタル着物で今、流行りの着こなしをする人だったりいろいろです。(現在は、女性なら白の着物に淡い系の帯、全体にフリルが多用され、複数人で同じような着こなしをして写真を撮る、男性は昔ながらの普段着スタイルの着物で女性が多ければカメラマンになりカップルなら二人で写真を撮るのが流行りのようです。)
なんにせよ、着物が特別な感じじゃないので母も娘のキキに着せて自転車で動くことが多いですね。(着物の中にはレギンスを履いていますから、そんなにあれじゃないと思っているけれど、他の人から見たらあれなのかもしれません。解りません。裾はがばっとめくって洗濯ばさみで止めています。あら…、あれですか?足元は足袋を履いてブーツですね。やっぱりあれかもしれません。)
目次
習い事としての選び方
華道と一言に行っても様々な流派があります。
池坊、草月流、小原流の3つが華道の3大流派とよばれるものですが、300以上も流派は存在するそうです。
流派によって花の生け方に細かい考え方や技法が異なりますが、子どもが親しむいけばななら、他の習い事と同じで、通いやすさと先生が好きかで決めたらいいと思います。(お家柄により決まっている人を除く。)
生け花から二十四節気を知る
娘のキキの先生は、花はもちろんのこと、とりわけ二十四節気(にじゅうしせっき)を大切にされる先生です。
二十四節気からその時期の行事、ことば、自然、食べ物など、 その季節の風物詩を知れます。
お花だって季節にあった花を生けましょうということです。
日本の伝統文化を生け花を通して学ぶということは、公立の小学校の勉強ではもしかしたら生かすことができないかもしれませんが、キキの強みになると思っています。
いけばなのあった時は開花した花が家にあり、香りもあり癒しになります。
時間の流れのはやい現代社会は大人だけでなく子どもの生活をも急がせます。
そんな中で帰宅した時にフッと香る花たちの存在は大きいです。
花の命は短くて苦しきことのみ多かりきと女性を花にたとえた林芙美子の短詩は有名ですが、花の命は本当にあっという間だなと、キキが生け花をはじめて改めて感じます。
持ち帰った花材と家庭菜園
母は、お教室で頂いた花をいかにそのままの状態で長持ちさせるかに躍起になっていますが、切花用延命剤を使っています。
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強い花は、長い期間楽しませてくれます。
夏に使った花材の木いちごは根をはりだしてくれたのでもう少ししたら土に植えてあげようと思っています。
もともと母は家庭菜園が好きで育てていますので、花を育てるのは楽しいです。
これは華道的には邪道なのかもしれませんが、キキが生けた花を根出ししてまた新しい花の命を繋げることができたら、とても楽しいことだなと思っています。
生け花をはじめて、スーパーの一角にある小さな花コーナーで普段の買い物のついでに花も買うことが増えました。
1束400円くらいの花です。
立派な花を家に生けることはできないけれど、花がある生活って素敵だなーと思います。
英語でいけばなは何という?
生け花は Japanese flower arrangementと言います。kadō や ikebanaでも通じる場合もありますが Japanese flower arrangementの方が、いけばなを知らない方にも通じやすいかと思います。
flower arrangementでは、西洋のフラワーアレンジメントのイメージなのでちょっとニュアンスが違う感じがします。
西洋のフラワーアレンジメントは花を足して美しさをだすイメージで、華道のいけばなは花を引いて美しさや日本人の奥ゆかしさを出すイメージです。
▼キキ母の気になる